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君はもういない    [想い出]

今日、仕事に出ていたらカミさんから電話が来た.
「新聞見た? 遠藤真司って人、死んだんだって」 
「えー!?」 にわかには信じられなかった.間違いじゃないの?
こないだウチにSCHOOTECHを届けに来てくれたばかりじゃないか.
そういえばFacebookが全然更新されないので不思議だなとは思っていたけれど.
 2013年7月17日
同級生の50歳.1番古い友人.あまりにも早過ぎる、突然の別れ.


家がすぐ近所だったこともあり、同じ幼稚園で、小学校・中学校まで同じだった.
いつも一緒にいて、毎日のように遊んだ.
男の子というのはとかくクルマが好きだったりするものだが、2人も例に漏れず、
今の僕がクルマやレースが好きなのも、彼がいたからだと言っても過言ではない.
クルマのプラモデルも何十台も作ったし、スロットカーレースやラジコンにも
興じた.
彼は独創家でアイデアマン.絵も上手いしデザインセンスもあった.
いつも皆が思い付かないようなことをやって、僕をくやしがらせた.

2人で名付けた「アワッシュローテン」という遊び.自転車で名も無き道、
見知らぬ町を走るだけのことだけど、少年には胸躍る探検だった.
子供のことだからそんなに遠くに行けるわけじゃない.でも竜王や大里など、
ものすごく遠くに来た気分になって僕たちは感動した.
僕が今でもクルマで知らない道をずんずん走るのは、こういう過去があるから.

中学の頃、タレントの岸本加世子が好きだと言っていた.
まだデビューしたてで、特段かわいいとも美人だとも思わなかったけれど、
その後の彼女は実力派の女優として活躍するのはご存じの通り.
彼は先見の明も持っていた.
2人でモンティパイソンのギャグをやったり、チン語というヘンな言葉を
作ったり、おかしなこともいろいろやった.

高校は別々だったけれど、相変わらず付き合いは続いていて、時々バイクで
林道へ遊びに行ったりした.
高卒後はしばらく音信不通の時期があったが、僕が貴金属ジュエリー製作の
仕事をしていたこともあって、彼の(正しくは彼の父親の)経営するジュエリー
会社に2年ほど勤めたこともあった.
彼が生み出すアイデアを僕が形作る、という理想的なコンビが出来つつあったが、
僕の個人的な理由で辞めてしまったのは申し訳なかったと思っている.

その後は年1~2回のメール等の付き合いがあっただけで、彼が今何をやっている
のか全然知らなかったが、ある時彼の持っているワンボックスカーにデカデカと
「SCHOOTECH」と書いてあったのを見かけた.
SCHOOTECHとは何だろう?とネットで調べたら電動スクーターのことで、
彼が山梨県正規ディーラーをやっているとのこと.
なかなか良さそうなスクーターだったので、娘が高校を卒業したら買ってあげ
ようと、久々にコンタクトを取ったのが今から4ヶ月前のこと.

3月の試乗会で何年ぶりかで会った時は元気そうだった.
その後すぐに契約したものの、納期がずいぶんと延びて、文句のメールを
出したら「主人が調子悪いもので・・・」と奥様から代わりにお詫びのメール.
それが死因と関係あるのかどうか不明だけど、その時に気が付くべきだったのか.

5月27日、今もまだ近くに住んでいるので、彼が乗って納車に来てくれた.
元気だったのでこないだのは風邪か何かだったろうと思って気にもしなかった.
夕暮れの中、ヘルメットを片手に自宅へ帰る後ろ姿を見送ったのが、彼を
見た最後だった.

つい2週間前、彼の会社アイ・アンド・アイの主催で、レーシングドライバー
中嶋一貴やトムス代表の館信秀を招いたり、A.セナが乗っていたロータスを
展示したりというイベントが甲府で催され、彼からも「来て来て!」という
メールが来たけれど、折しも猛暑の甲府、迷った挙句暑さに負けて行かなかった.
行けばよかったな.
あの時、心に生じたもやもやは虫の知らせだったのか.


通夜の席、遺影を前にして、君はもういないのだ、と思ったら涙があふれた.
なぜ僕と同い年なのにもういなくなったの.
そんなに急いでどこに行ったの.
まだやり残したことがいっぱいあったろうに.
せっかくまた旧交を温め始めた矢先だったのに.

僕はまだしばらくこっちで頑張るから、君は風戸裕やセナ、ピーターソンらと
レースを楽しんでください.

さようなら.ありがとう.
いつかまた時の輪の接するところで.


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彼のFacebookより


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コメント 2

やんやん

50歳、若すぎます。。
せっかくまたお付き合いが密になろうとしていた矢先・・お辛いですね。
私も40に近づき、死と向き合うことも多くなりましたが、
そのたびに、ああやっぱり神様なんていないのだと思います。
理不尽だと思います。

ご冥福をお祈りいたします。
by やんやん (2013-07-22 23:35) 

トースケ

同輩の死は結構こたえます
by トースケ (2013-07-22 23:55) 

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